ヤマトハキリバチ
春に発生する。
かえでの葉などを、を多数で頻繁に切り取って行く様子は思い出深い。
神社の屋根瓦の下の土に穴を掘り、多数の固体が営巣する様子は壮観だった。
河原の石の下等にも穴を掘り、営巣するらしい。 |
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木の葉(百日紅?)を切り取る。
昔ながらの、木造建築の家の屋根瓦の隙間には、
しばしばこの蜂が巣をつくった。
環境が合えば、集団営巣する。
もしかすると、雨漏りの原因になっていたのかもしれない。 |
石垣に、わずかに堆積した土を掘り、営巣する。
カエデの一種の葉を運び込む。
2008年4月下旬、佐賀市大和町。 |
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屋根瓦の下の土に穴を掘り、
巣部屋を作っている。
実家の昔、改築する前の状態ではかなりの固体が巣を作っていた。
近所の神社の屋根にはさらに多くの巣作りが観察できた。 |
葉を運び込み、再び巣材採りに出かける。
巣材を採る場所にもよるが、このときは1分から2分で戻って来た。
2006年5月上旬、兵庫県姫路市書写山。 |
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レンゲソウの花を訪れ、蜜を採る。
この蜂は、フジの花を好んで訪れる。
スコパには花粉がすでに沢山付着しているが、この蜂はもともと、スコパが黄褐色をしているので、花粉がなくてもこんな色をしている。 |
育房の蓋になる、丸い葉片を運び込む。
2008年4月下旬、佐賀市大和町。 |
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この様に、しばしば葉の先の部分をそのまま残して運んでくる。
2008年5月上旬、佐賀市大和町。 |
スコパに花粉を付けて帰巣する。
2014年4月下旬、佐賀市大和町。 |
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この蜂と、寄生者のヒメトガリハナバチとの関係は、歴史的にも根深いものがあるようだ。
後者は、この蜂の巣穴に出入りする姿を見つけて、営巣を発見し近くで待機して進入の機をうかがう。
前者もこの蜂の接近を認識するや、急きょ外役を取りやめ、写真のように土を巣に掻き込んだりする。
神経質になり、中々外役に出ず、とうとう一時営巣を中止する個体もあるようだ。 |
カエデの葉を切り取る。
2009年4月下旬、佐賀市大和町。 |
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レンゲの花を訪れる。
スコパに多くの花粉を付けている。
2009年5月上旬、兵庫県加古郡播磨町。 |
カエデの葉を切り取る。
巣から数mの場所に生えたカエデの木で。
2010年4月下旬、佐賀市大和町。 |
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営巣場所を吟味していく。
石垣の隙間に適した場所があるか、見てまわる。
2011年5月上旬、佐賀市大和町。 |
石垣の石の下に作られた巣。
数個の育房が二股の坑道の中に作られている。
2012年4月下旬、佐賀市大和町。 |
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1つの育房を取り出した様子。 |
育房の蓋の葉を外した中の様子。
花粉と蜜の混合物に卵が産み付けられている。 |
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