サトジガバチ
狩人蜂と呼ばれるタイプの蜂の中で、最も有名な蜂の中のひとつ。
まばらに草の生えた裸地に営巣する。
地面に巣穴を掘り、蛾の幼虫を狩る。
他の個体が用意した育房を暴き、労働寄生する個体の存在が確認されている。
ヤブガラシを訪花する、雌。
この他、ヒメジョオンやアレチノギク、セイタカアワダチソウなどの花を訪れる。
2005年7月上旬、佐賀市 大和町で。
巣穴を掘る。
数センチの短い坑道の先、水平に位置する育房を設ける。
土は写真のように、くわえたまま飛び、巣の周りにバラ撒くので、巣穴のそばに掘った形跡は残らない。
1980年ごろ、兵庫県 加古郡 播磨町。
巣穴を掘り終わると、獲物を狩りに出かける前に、入り口を一時閉鎖する。
小石で栓をして、土で塞ぐ。
蛾の幼虫を狩り、運ぶ。
飛ばずにもっぱら走る。
麻酔をする。
運搬中も、少し獲物が動くと、この様に、しばしば麻酔をし直す。
巣に戻ると、獲物を傍らに置き、一時閉鎖しておいた巣穴を、再び開く。
穴の中に後ろ向きに入り、獲物を引き込む。 同じく蛾の幼虫を巣穴に引き込む。
2006年10月上旬、佐賀市 富士町で。
この蜂はおそらく年3化ほどすると思われる。
5月、7月と9−10月ごろ少なくとも活動を観察することが出来る。
獲物を引き入れ、産卵を終えると、巣穴を埋める。
この時有名な「鼻歌」を聞かせてくれる。
昔の人はこの時、「我に似よ」と唱えていると聞いた。
地中の育房内の獲物と、産み付けられた卵。
餌の蛾の幼虫と卵。 同じく複数の餌と卵。
産卵は最初の獲物になされる。
餌を食して成長した幼虫。