キアシハナダカバチモドキ
中型で美しいアナバチの一種。
地中深く巣穴を堀り、支坑に育房を掘る。
バッタ類を狩って、子供の餌にするが、稀少な種だ。
レッドデータブック(環境省)の第4次レッドリストには絶滅危惧U類として掲載されている。
営巣初期。
土を掘りだしてきたところで、こちらの様子をうかがっている。
2003年8月中旬、兵庫県加古郡播磨町。
バッタの一種を狩ってきて搬入する。
中肢で抱えて、空いた前肢と後肢を器用い使い、一時閉鎖していた巣穴の土を掘る。
2008年8月中旬、兵庫県加古郡播磨町。
同じくバッタの一種の幼虫を狩り、搬入する。
かなりの炎天下だが、日中の暑い時を中心に活動する。
獲物を搬入した後、再び狩りに出かける。
巣穴を一時閉鎖する。
1つの巣で全ての営巣活動を終え、巣穴を埋める。
両脇の偽穴も全て埋め、地面を平滑に掃き均す。