ケブカハナバチ
名のとおり、毛深いハナバチ。
体長15ミリほどで、太短い。
早春から活動し、昔ながらの民家の土塀など、乾いた粘土質の壁に穴を掘り営巣する。
巣内で羽化したまま成虫越冬する。
古寺の土塀に多数営巣している。
花粉を後肢に付け、帰巣する。
2005年4月下旬、佐賀市大和町。
巣孔の縁を尾端で押し固める。
少し湿って見えるのは、何か分泌物を出しているのだろうか。
2005年5月上旬、佐賀市大和町。
巣孔の縁を口で舐める。 クサイチゴに訪花する雌。
2008年4月中旬、佐賀市大和町で。
古巣の巣穴を探って廻る雌。
古巣を利用して営巣することが多いと思われる。
2008年4月上旬、佐賀市大和町。
営巣最盛期には多くの個体が営巣する。
2008年4月下旬、佐賀市大和町で。
水平の地面に営巣する。
圧倒的に人為的に作られた環境が多いと思われたが、粘土質の乾いた地面で雨をしのげる場所には営巣する。
掘った土を運び出す。
2009年4月中旬、佐賀市大和町。
多くの個体が営巣する。
これから営巣場所を決める多くの個体が古巣の穴を吟味してまわる。
2009年4月中旬、佐賀市大和町。