キボシトックリバチ
トックリバチのなかでも、ポピュラーな種。
夏は草木の枝に営巣し、冬を越すこととなる秋の巣は、地面に近い、石の上に作られる。

やぶがらしを訪花する雄。
2005年6月中旬、佐賀市 大和町で。
巣材の土を採取する雌。
土は湿っていなくても良い。
何度かの採取につき一度、水溜りなどで、水分を補給する。
1980年ごろ、兵庫県 加古郡 播磨町。
営巣場所を決め、基礎の部分を作り始める。
この蜂は、年複数回発生するが、夏の巣は細い木の枝や、草の茎に付けられる。
冬を越すこととなる、秋の巣は写真のように、地上に近いところに有る、石の上などに作られる。
丸い輪のような基礎を作る。
細い木の枝の場合は、皿のような状態から作り始める。
1980年ごろ、兵庫県 加古郡 播磨町。
ドーム型に土の壁を塗り上げていく。 丸い穴を残す状態になる。
「トックリの首」の部分をつける。
内から外に向かって引き伸ばすように、形を整えていく。
産卵。
卵は、育房の天井の部分に、糸状のもので吊るされている。
巣の口から、餌を入れる。
餌は蛾の幼虫。
スズバチと同じく、ぎゅうぎゅう押し込む。

TV番組「いきものばんざい」の「私の生き物だより」で採用、放映。
餌を、一匹の幼虫が食べる分貯蔵し終わると、育房の入り口を塞ぐ。
「首」の部分は取り壊され、穴を塞ぐのに利用される。
ひとつの育房の中の様子。
何種もの蛾の幼虫が、貯蔵されている。
中央の透明で小さな蛆虫が、蜂の幼虫。
通常はこのように複数の育房を一箇所に作り、最終的には、上から厚く塗り重ねる。 中の様子。
左の育房では、成長した幼虫が繭をつむいでいる。
下の育房の幼虫は、まだ小さいが、上の方はかなり成長している。