キアシハナダカバチモドキ
中型で美しいアナバチの一種。
地中深く巣穴を堀り、支坑に育房を掘る。
バッタ類を狩って、子供の餌にするが、稀少な種だ。
レッドデータブック(環境省)の第4次レッドリストには絶滅危惧U類として掲載されている。
オンブバッタの幼虫を狩ったところ。
2006年8月中旬、兵庫県 加古郡で。
巣穴を掘る場所を探す、キアシハナダカバチモドキ。
飛ぶ姿はドロバチの様に、ゆったりしている。
しかし、周りの動きには敏感ですぐに反応して飛び立つ。
1−2cm掘り下げていても、驚いて飛び立った後は元の場所に戻らない。

2003年8月夕刻、兵庫県加古郡での撮影。
巣抗を掘り進める。
中に入ってから、砂を掻き出すために出てくる間隔が、段々長くなる。
2006年8月中旬、兵庫県加古郡で。
巣穴を掘り終え、入り口仮に塞ぐ。
後ずさりしながら、前足で土をかきこむ。
ゆったりした飛び方に比べ、素早い動きだ。
仮に塞がれた巣穴。 オンブバッタを巣穴に運び込む。
中肢で、獲物をしっかりホールドしたまま、巣穴の一時閉鎖を解く。
クロアナバチやジガバチなどのように、傍らに置いておくということはしない。
巣穴の一時閉鎖の砂を、どけたあとは、先に体を進ませる。
少し進んでから、獲物を中肢でつかみ、体と少しずらして運び込む。
巣穴を開いてからの動きは、そこまでのスピードより加速した感じがする。
獲物を運びこんでから、しばらくして出てくると、再び、巣の入り口の部分だけに砂を掻きこみ、一時閉鎖する。
本当の巣穴の両脇に、偽の巣穴が二つある。
この後3つに増えた。
偽穴を作ったり、増やしたりするタイミングは、不明である。
別の場所で、巣を完成した個体。
巣の周りの砂を吐き散らしている。
巣穴を丁寧に埋め、偽穴も含め、巣の痕跡を完全に消す。
バッタの一種の幼虫を搬入する。
2007年8月中旬、兵庫県加古郡播磨町。
イボバッタの成虫を搬入する。
両脇に偽穴が見える。
バッタの一種を搬入する。
2008年8月中旬、兵庫県加古郡播磨町。
ヤブガラシを訪花する。
ミツバチや他の昆虫と共にコガタスズメバチの攻撃を受ける様だ。
希少種をもったいない形で減少させたくないものだ。
2012年8月中旬、兵庫県加古郡播磨町。
同じくヤブガラシに訪花するところを2013年8月中旬に撮影。
腹部の黄班は若干個体変異がある様だ。
8月中旬の日中に営巣はかなり高い気温の中での活動を強いられる。
獲物を探す合間に地面の水を飲む。
2013年8月中旬、兵庫県加古郡播磨町。
空き地でバッタを探す。
地面すれすれの高さを巡回して飛ぶ。
2013年8月中旬、兵庫県加古郡播磨町。
ストロボが誤発光し白飛びした写真だが、調整してせいぜい御覧の画像。
地面の土塊に飛び掛る。
観察していると、獲物ではないものでもかなりの頻度で飛び掛る。
土塊や枯れ草のカケラはもちろん、潅木の葉の裏に強い太陽光で映し出された枝の影にも飛びかかった。
イボバッタやオンブバッタなどを狩り、巣に搬入するところを観察したが、保護色や擬態に対して、見抜くというよりあてずっぽうにアタックして対応している様だ。
2013年8月中旬、兵庫県加古郡播磨町。
ヤブガラシが茂るところを巡回する雄。
花には止まらず飛ぶ。
雌を探しているのだろう。
2015年8月中旬、兵庫県加古郡播磨町。