Diary 2008. 6
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6月1日 (日)  ハムシドロバチ

朝早く大和町の寺で陣取った。
10時前だった。
トラップを見ると、すでに営巣済みの、土で塞がれた筒があった。
しばらく見ていると狙っていたやや大型(10ミリ余り)のハムシドロバチが、土をくわえて帰巣した。
とうとう営巣を観察できた。
次は獲物の搬入だが、見ると入り口近くを閉鎖している。
残念ながら、1本の竹筒の営巣が終了しようとしていた。
しばらく観察していると、やや小さなハムシドロバチが竹筒を物色し始めた。
すぐに1本に興味を示し、執着し始めたが、軽く定位飛行をしてトラップを離れた。
先日の観察で確認していたので、この筒に決定したと直感したが、その通りしばらくして戻ってきて、今度も予想通り反対向きに入っていった。
産卵である。
昼前後に、さっき営巣を終えた個体と思しき蜂が、トラップに戻ってきた。
竹筒を見ていたが、柱の穴もチェックしたり、最初の内は期待できないかと思っていたが、とうとうトラップのうちの1本に決めた。
しかし、今度の個体は離巣と帰巣を繰り返すが、なかなか産卵しない。
筒の口のところに停まり、じっとしていることが多くなり、動きが止まった。
3時間ほど待って業を煮やし別のスポットに足を向けた。
戻っても状況が変わらなかったので、営巣済みの筒を回収し市川に向かった。
市川のトラップにもアルマンの営巣は観察出来なかった。
中くらいのと、細めの筒をまとめた2つのトラップを新たに設置した。

20080601-1.jpg 20080601-2.jpg



6月3日 (火)  会社からも

どうしてもハムシの搬入が撮影したくて、昼休みに急いでめしをくい、寺にカメラを持って急いだ。
小型の種と、大型の種それぞれが手ぶらで帰巣したが、獲物搬入が撮影できなかった。


6月4日 (水)  今日も

今日も昼休みに寺に行った。
やはり手ぶらの帰巣だった。
大型の種の別個体が、別の筒に入った。
営巣しているのかも知れない。


6月5日 (木)  トラップ回収

回収したのは私ではない。
比較的天候が良かったのと、早めにめしをくって早く寺に着いたので楽しみにしていたのだが、到着してみると、トラップがない。
寺の人か誰かが、回収してしまったようだ。
人の敷地では文句は言えないが、小型の個体がサイジョウか、ハムシ狩りの別種かを知るために、せめて、筒の中身を見たかった。
小型のジガバチモドキが、柱の穴に土で塞ぐのを撮影した。


6月7日 (土)  早く帰宅

今日は土曜日で、仕事も最近めどがついてきたので、7時前に退社した。
兵庫の神社の様子を見に行った。
薄暗い中、明日の行動予定を立てるためにも、下見の意味もあって観察した。
アカガネコハナバチの巣穴は一つも見当たらない。
ツチスガリもそろそろ営巣を始めるはずだが、それらしき巣穴は無い。
2−3巣穴を掘り始めているとも取れる土塊があったが、蜂かどうかもさだかではない。
アワフキバチもそろそろなのだが、やはりそれらしき痕跡は見当たらなかった。
ツマアカベッコウはまだ先だが、あと1ヶ月の間に蜂の活動が無ければ、このスポットは廃絶が確定的だ。
Youmeタウンで便利になったかも知れないが、また魅力的なスポットが消える。
家に帰って、家の裏に回る。
実は数日前からカワセミが用水路の脇の金網に停まって毎朝鳴いているのを、そっとカーテンの隙間から観察していた。
2−3日前には2匹で用水路の方に降りたりしていたので、巣を作っているのかも知れないと思ってみていたら、数刻後また活発な鳴き声に様子を見ると、交尾していた。
その直後、一匹(メス?)だけ用水路の方に降りた。
もしかしたら、営巣場所候補を雄が探して、メスを呼び寄せていたのだろうか。
その後、朝には目立った鳴き声が聞かれなくなった。
用水路に営巣可能なところがあるか覗いてみた。
側壁に穴が開いている。
営巣を始めた可能性が高い。
ちなみに用水路を挟んだ裏はお墓だ。


6月8日 (日)  少し雨

週間予報は雨だったが、昨日の予報は曇り、早起きして備えた。
大和の寺に10時前に着いた。
コガタスズメバチの巣は、トックリの首が取れた。
撮影のため、枝を分けていると、ワーカーが出てきた。
今日は、ハムシドロバチは一匹も見なかった。
5−6ミリの小型のジガバチモドキの一種と、やや腹部の太いジガバチモドキの一種が営巣場所を探していた。
参道脇の石垣では、多数のベッコウバチの雄が発生していた。
淀姫神社の境内の乾いた地面には、すでに多くのツチスガリの巣穴が掘られていた。
確認できるだけでも11あった。
1頭の帰巣を観察、アカガネコハナバチを狩っていた。
昼前から市川に向かった。
トラップを仕掛けた場所への道中、路上に多数の巣穴があった。
見ていると、ウツギノヒメハナバチが帰巣してきた。
アザミの花には、先週からトラマルハナバチのワーカーが来ている。
トラップにはまだ何の蜂も営巣していなかった。
市川の神社のムネアカハラビロヒメハナバチの巣穴はまだあったが、雨が落ち始めていたのもあって、帰巣は観察出来なかった。
車に戻ると、エンジンがかからない。
バッテリーかと思ったが、JAFによるとセンサーの異常のようだ。
修理工場まで牽引してもらい、代車で大和に戻った。
15時前だった。
寺や淀姫神社でも、たいした収穫は無く、みかん山のふもとの、ヒメジョオンが群生する広場を見、山の中のトラップを確認した。
ヒメジョオンの広場で、コクロアナバチの狩りを撮影した。
動画も収めた。
近くに営巣しているようで、3度の狩りを観察した。
ササキリの個体数が多く、見ている間に狩った。
器用に針で刺して飛び立ち、葉の上で麻酔の続きや、触覚を切る作業を行う。
日が長くなったせいか、17時半になっても狩りをしていたが、私は切り上げて帰った。
5月の連休に発生を見たが、高温の環境での、いわゆる狂い咲きのような発生だったのだろう。
今が本当の発生期の始まりだ。

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6月9日 (月)  ヒメスズメバチ

会社の事務所にヒメスズメバチの女王が入り込んだ。
天井の照明のまわりを行ったり来たりしていたが、そのうちに出て行った。
今年初めてみたが、他のVespaより約1月半遅れのお目見えだ。


6月10日 (火)  カワセミ

朝カワセミの声を聞き、寝室の掃き出し窓から裏を見ると、真正面の用水路の金網に停まってこちらを見ていた。
驚いてすぐ飛び去ったが、営巣しているようだ。
日曜日に用水路の中を見ていみると、側壁の水抜き用の穴のうち1つから、多量の土くれが掘り出されていたので、その穴に営巣しているのだろう。


6月12日 (木)  ウツギノヒメハナバチ

日曜日に市川で多数の営巣を見たウツギノヒメハナバチを、会社の近くでまだ確認できた。
ウツギはもう散ってしまい、営巣活動のピークは過ぎたと思われるが、昼休みに散歩していると、イタドリの花に来ていた。
ウツギ以外への訪花は初めて見た。


6月15日 (日)  

2−3日前の予報では曇りだったが、残念ながら一日中雨。
朝から夕食の買出しの時以外外出しなかった。
全米オープンゴルフは、ウッズが最終ホールのティーアップをする前に放送終了したが、ネットで結果をみると、イーグルをとって単独首位にまで躍り出たようだ。
手術後復帰戦ということなので、明日の最終日応援したい。
裏の用水路では、カワセミが毎日鳴いている。
美しい鳥だ。

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