Diary 2008. 5
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5月1日 (木)  ゴールデンウィーク突入

今年は里に帰らないようにした。
数日前熱を出して体調が優れないのもあるが、家が掃除らしい掃除をしていないので、少し整理しようというのもある。
とはいうものの、天気がいいと、出かけないともったいない。
大和町の寺では、日曜に見たヤマトハキりバチが相変わらず営巣を続けていた。
結構多数が石垣に営巣しているようだ。
ハムシドロバチの一種の営巣場所を探す姿が見られたが、獲物を搬入する姿は見られなかった。
相変わらず、キイロスズメバチや、オオスズメバチは営巣場所を探していた。
ツツジの花には、ケブカハナバチが多く訪花していたが、中にコマルハナバチのワーカーが一匹訪れていた。
今年はコマルハナバチの個体数が絶対的に少ないようだ。
2時を過ぎて、市川の山の方を歩いてみたが、トラマルハナバチの営巣場所を探す姿が見られた位で、道すがらのウマノアシガタの黄色い花には、同じ種のアブばかりが見られた。
棚田にはもう山の水が入れられ、田植えの準備がなされていた。

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5月2日 (金)  好天

昨日は一日中うす曇だったが、今日はよく晴れた。
朝10時半をまわったころから、大和町の寺で陣取った。
狙いはハムシドロバチだ。
昨日から、建材の穴を伺う様子が見られたが、今日も時々営巣場所探しをする個体が見られる程度だった。
門の脇の潅木の中にコガタスズメバチの初期巣を見つけた。
一匹の女王が、吸い込まれるように飛び込んだので、巣があると直感したが、果たして特徴的な入り口をつけた巣を見つけ、撮影した。
ヤマトハキリは、石段の脇の石垣に数匹営巣しているようだが、入り口の石段にも葉を抱えて着陸していく姿が見られた。
今日は、日曜に見つけて、ヒメトガリハナバチと遭遇した後、営巣を一時取りやめていた個体が、再び営巣していたが、またヒメトガリの姿を認めるや、巣穴から土を掻き込み始めた。
かなり神経質に対応する行動は、本能に組み込まれているものと思われた。
門の柱の基礎の石との隙間にツツハナバチが営巣しているのを見つけた。
脇の山道を探索すると、リュウキュウコオロギバチを、初めてこの季節に見た。
獲物を探すような行動をとっていた。
14時ごろ市川方面に向かい、神社を訪れたが、ニホンミツバチが営巣しているのか、巣別れの時期で営巣場所を探しているのか、盛んに多数のワーカーが訪れていた。
天山のふもとのコースでは、トラマルハナバチが、営巣場所を探して、林の地面を探索して回っていた。
ふもとに歩いて戻り、車の中でコーヒーを飲んでいると、職務質門を受けた。

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5月3日 (土)  トゲアシオオベッコウ

今日は快晴で、夏日。
半そでで、帽子着用。
10時半ごろから大和町の寺を徘徊した。
今日も、ハムシドロバチの営巣は確認できず、石垣でも新しい収穫はなし。
コガタスズメバチの巣は、剪定の被害に会い、初期巣の下半分の外被は、きられていた。
けなげに修復する女王の姿が見られた。
門のツツハナバチは、午後には新しい巣場所を探し始めていた。
竹筒を持参していたので、とある場所にひそませた。
営巣を期待したい。
13時過ぎにみかん山に向かうと、山道脇にトゲアシオオベッコウが、飛び立った。
狩りをしているかも知れないと、しばらく見ているとやはり、元の場所に戻ろうとしたので、見ていると、蜘蛛がいた。
少し運ぶと、肢の付け根部分に多量に出血があり、それをなめたり、噛みほぐしたりしているかと思うと、こちらの動きに少し驚いた様子で20センチほど離れた木の落ち生えの葉上にとまっていたかと思うと飛び去り、40分ほど待っても帰らなかった。
会社の近くの道脇のノイバラに、毎年ハキリバチが葉を切るので、写真や映像を撮れるかも知れないと思い行ってみたら、ツルガハキリバチが、すぐに現れた。
道を挟んだ林の小高い土手に営巣しているようだ。
最初、育房のフタ用の丸い葉を切っていったが、そのうち次の育房の楕円形の葉を切り始め、何度も短い間隔で訪れた。

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5月4日 (日)  ゴルフ

昨日夕方社長より携帯が入った。
久しぶりに、富士カントリーの本コースでゴルフだ。
11時過ぎからのスタートだったが、丁度いい気候だった。
ティーショットと2打目は結構いいのだが、寄せとパターが散々で55/48の103だった。
しかしバーディーもあったりで楽しかった。


5月5日 (月)  小雨

朝のうち雨が降り、予報では昼過ぎから晴れるということだったが、かなり遅くまでぐずついた。
ゴルフの疲れで、遅くまで寝ていたが、11時半ごろ大和町の寺に陣取った。
コガタスズメバチの初期巣は、かなり修復が進んでいたが、独特な形の入り口はまだついていなかった。
広場には、ナミコオロギバチと、小型の黒いベッコウバチの一種がいた。
蜘蛛をすでに狩っているような様子なので、見ていると、オオイヌノフグリの葉上に蜘蛛がいた。
しばらくすると運んだが、すぐに営巣場所を探して、走り回り始めた。
無造作に地面に置いては走り回り、戻っては少しだけ蜘蛛を引っ張っていく。
観察を始めてから、40分ほど経ってやっと既存抗に入り、5分ほど中に入っていたが、おもむろに出てきたかと思うと、まっすぐに蜘蛛を取りに行った。
運び込んで10分から15分ほどいただろうか。
出てきた蜂はすぐに土を穴に入れ始めたが、これまで見たベッコウバチの中で最もぞんざいにうめて、身づくろいをすると、すぐ飛び去った。
4時前に兵庫の神社の様子を見に行ったが、水路が整備されたり、住宅地を造成したり、神社はもちろん建て直され、今年はいい観察が出来そう
に無かった。

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5月6日 (火)  連休最終日

今日は晴れた。
やはり、大和町の寺に向かった。
ハムシドロバチの営巣は結局観察出来なかった。
近くの墓苑の入り口の石碑の石垣で11時半ごろ、ナミコオロギバチがコオロギを運搬するところを、たまたま見つけて写真と動画を撮影した。
コガタスズメバチの初期巣の外被は、球形に修復されていた。
エントツの入り口はこれからのようだ。
15時前、ジガバチが穴を掘るところを見つけた。
動画に収めたが、獲物の搬入は見られなかった。
市川の山に竹筒トラップを仕掛けた。
アルマンアナバチを狙う。

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5月12日 (月)  サイジョウハムシ

今日こそはと大和町の寺へ。
かなり気温が低く、晴れたおかげでどうにか午後には暖かくなった。
コガタスズメバチの巣はエントツが修復された。
ナツフジの葉に、ようやく獲物を探すハムシドロバチが姿を見せ始めた。
営巣場所を探す個体は、相変わらず見られるが、中々営巣を始めた様子がない。
14時を過ぎたころ、ようやく柱の虫食い穴に執着する個体を発見した。
ほとんど自分の体長ほどしかない坑道だが、何度も舞い戻り、中のくずを外に出していたが、とうとう、反対側から入っていき、しばらく動きを止めた。
おそらく産卵をしていると直感したが、果たしてしばらくしてそれまでと違う思い切りのいい飛び出し方で、出かけていった。
数分して帰巣した口元には、小さな白い獲物が見えた。
数回写真や動画に収めて帰った。
家で確認すると、ハムシの幼虫では無く、ゾウムシか何かの肢のない幼虫だった。
姫路で何度か見たサイジョウのようだ。
フジハムシを狩りに来ている方の種を撮りたいものだが、贅沢は言うまい。
故郷と第二の故郷で、ヤマトハキリに次いでなじみの種が息づいているのを確認できたのだ。

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5月18日 (日)  ぼうず

今日は写真は撮れなかった。
大和町のケブカハナバチは、かなり減ってきた。
市川の神社では、今年もムネアカハラビロヒメハナバチが集団で巣穴を掘っている。


5月25日 (日)  初夏

林は湿度を増し、強い香りの木の花が香り始めると、初夏の蜂の出番という感じがする。
大和町の寺では、ハムシドロバチが、土の採取を行ってはいるが、営巣は確認出来なかった。
土塀では、何とまだケブカハナバチが営巣活動を続けている。
会社の近くにウツギノヒメハナバチの営巣を確認していたので、出かけた。
ウツギの開花に先立って巣穴を作り始めていたが、今日富士町の南部工業団地あたりは、開花している。
花粉を付けての帰巣を撮影した。
道端の裸地には、今年もヌカダカバチが発生したが、まだ巣穴らしきものは見られない。
市川の神社は、ムネアカハラビロの巣穴がさらに増えていたが、竹筒トラップにはまだ何の蜂の営巣する気配もない。
大和町に再びもどり、土塀にイスカバチの一種の営巣を見つけた。
アブラムシと、巣材の樹脂の搬入を撮影した。

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