Diary 2007. 6
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6月1日 (金)  イタドリ

イタドリが開花した。
狩り蜂が充実するひとつの合図でもある。
この花は、秋とあわせて、年2度開花するようだ。
初夏の開花は、ミツクリフシダカヒメハナバチが訪れ、ツチスガリの狩り場になるなど、多くの蜂が訪れる場所になる。
しかし、今度の日曜は雨になるようだ。
予報が外れることを願っている。


6月2日 (土)  コマル

今月夏至があるだけに、7時になっても空がかなり明るい。
会帰りに、大和町のお寺を覗いた。
ネズミモチか何かの花に、多くのミツバチと、コマルハナバチのワーカーが一匹訪花していた。
ずいぶん遅くまで活動するようだ。

年甲斐もなく、コミックの単行本を買った。
「のだめカンタービレ」
今日読んでみようと思う。


6月3日 (日)  ギングチ

週間予報は外れた。
うす曇で、午後からは晴れ間も覗いた。
いつもの大和町の寺では、先週の捕食寄生疑惑のベッコウバチを期待したが、いなかった。
持ち帰った蜘蛛も2頭とも死んでしまい、卵も干からびて孵化しない。

ケブカでにぎわった土塀は、狩り蜂の活動の場に変わってきた。
4−5ミリの小さなギングチが、土塀の既存抗を探して飛んでいる。
2頭確認した。
一度、小さなハエを搬入するところを撮影しそこなったので、今年はとらえたい。

今週もミヤコと思しきヒメベッコウの蜘蛛を運ぶ姿が見られた。
やはり、吐糸管をくわえず、切り取った肢の前の方をくわえて運んでいく。
しかし、前を向いて歩いていくところはヒメベッコウの一種でよさそうだ。
吐糸管が発達しない種を運ぶときは、こうするのか、あるいは、ミヤコではないのか、そのあたりは確かではない。
やはり石段脇の石垣の隙間まで、約50M歩いて消えた。

オオモンクロベッコウの雌が早くもいた。
やはり、今年は例年より早い気がする。

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6月4日 (月)  ミツクリフシダカ

日課の昼の散歩の時、ウツギは終焉を迎えていたが、イタドリはどんどん開花している。
ミツバチは相変わらず多いが、ミツクリフシダカヒメハナバチの雄が、一匹訪花していた。
おっつけドロバチや、アナバチの仲間も加わるだろう。


6月5日 (火)  ベッコウ(捕食寄生疑惑)

昼休み日課の散歩。
ゴルフ場の下の空き地で、例のベッコウバチを見た。
下草の間を、コモリグモを探している。
一匹小さめのコモリグモがいたので、わざと目の前に放ってやったら、追いかけた。
しかし、とうとうしとめることはなかった。
なんかモヤモヤする。


6月7日 (木)  今日の散歩

イタドリの花には、多くのニホンミツバチが訪花していたが、その中に、ミツクリフシダカヒメハナバチの雌が訪れていた。
夏型がもう営巣を始めたようだ。


6月8日 (金)  今日の散歩

日課の昼の散歩も、だんだん暑くなってきた。
ゴルフ場のすぐ下の広場を少し、行ったところで、以前ヌカダカバチの営巣を見たが、今日またそれらしき巣穴を見つけた。
穴の片側に土塊が出ている、特徴的な巣穴。
しばらく見ていると、素早く蜂が飛び込んだ。
獲物を持っていたかどうかは、分からなかった。


6月10日 (日)  狩り蜂続々

久しぶりに兵庫町の古い神社へ行った。
YUMEタウンの開発に伴い、付近の用水路や、住宅地の整備も行われているようだ。
神社の周りの、田畑もつぶされている。

昨年の今頃は、ミスジアワフキバチの営巣が、活発に行われていたが、今日は一頭も見なかった。
縁の下を覗いてみると、一時閉鎖された巣穴のようなものが確認されたが、1つだけだった。
ピークを過ぎたのか、まだ早いのか分からないが、周りの状況から見て、餌のアワフキムシの確保が難しくなるのは間違いない。
ツチスガリは、10ほどの巣穴が確認され、盛況だ。
5頭が獲物を持って帰巣するのを確認した。

大和町の寺では、6−7ミリの小型のギングチが、双翅目の昆虫を巣穴に運び込むのを観察した。
2頭の営巣を見たが、1頭のほうが、頻繁に帰巣した。
以前からリベンジしようとしている種ではない。

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6月16日 (土)  ムネアカハラビロ

日課の散歩。
2つ上の空き地の脇に、イタドリが多く開花している。
ニホンミツバチや、ミツクリフシダカヒメハナバチの夏型は、相変わらず来ていた。
この花では初めて見る、ムネアカハラビロヒメハナバチが一匹訪花していた。
結構長く活動するようだ。


6月17日 (日)  兵庫町の神社等

朝10時半ごろから、兵庫町の古い神社を探索した。
門の柱の虫食い穴に今年もNitelaの一種(おそらく、ヤスマツ)が数頭営巣していた。
昨年はチャタテムシの搬入が、ややピンボケ気味に写ったのて、リベンジしようとしていたのだが、チャンスを活かせた。
ハキリバチの葉の搬入ぐらいのスピードで、かなり頻繁に帰巣する。
心配だったキスジアワフキバチは、今年も営巣を開始した。
餌はどうにか確保できたようだ。
昨年より少ないかもしれないが、1つの巣にはかなり頻繁(10〜15分に1度)帰巣し、4度ほど見れたが、今年は撮影可能なところに巣穴はなかった。
ツマアカベッコウや、セナガアナバチも発生した。
今年はツマアカの狩りを撮影したい。
12時ごろ、大和町の寺に移動したが、オオシロフベッコウの営巣と、ムモントックリバチを観察。
オオシロフは、サツマノミダマシを雑草に引っ掛け巣穴堀りを開始したところだった。
ムモントックリは、巣の上塗りにパルプを使用することが分かっていたが、自分で初めて撮影。
少年のころからの疑問、初めて自分の目で晴らすことが出来た。
小型のギングチは、今週は見られなかった。

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