ベッコウクモバチ(ベッコウバチ)
神社や、寺院の境内に普通にみられる。
狩った蜘蛛をぶら下げ壁伝いに後ずさりしていく様子は、よく観察される。
徘徊性の蜘蛛を狩るが、コガネグモ科の蜘蛛などを狩る他種が、よく書籍やネット上でこの蜂として紹介されている。
これは誤りでキオビクモバチか、ナミモンクモバチである。
スジブトハシリグモを引きずっていくベッコウクモバチ。
こういうシーンからでもなかなか、巣穴を掘るところまでは付き合えなかったものだ。
1980年頃の撮影だと思われる。
兵庫県 加古郡で。
イオウイロハシリグモを運ぶ。
巣づくりは、通常夕方〜夜にかけて行われる。
獲物をくわえて、お寺の石垣を登る。
アシダカグモの一種だろうか。
2005年6月上旬、佐賀郡 大和町で撮影。
獲物を傍らに置き、石垣の隙間を探る。
中に堆積した土を堀り、育房を作ると思われるが、運びながら候補地を変えていく。
ここには運び込まなかった。
巣穴を堀った石垣の隙間に獲物を引き込む。
中で準備が出来るまで、隙間の外に置いておく。
葉の上で休む雄。
雌を求めてか、盛んに飛び回る。
繭。
この写真を、ベッコウクモバチの写真と一緒に整理してあったのだが、ベッコウクモバチの繭かどうかは定かではない。
キオビクモバチあたりの繭かもしれない。
ハシリグモの一種を狩り、運ぶ。
石垣の隙間に運びこんだ。
2008年7月下旬、佐賀市大和町。
この蜂の獲物としては非常に珍しい種類の蜘蛛を狩っている。
カマスグモと思われる。
2008年7月下旬、佐賀市大和町。